3月17日、静岡県立焼津中央高等学校にて、教員志望の高校生向けワークショップ(テーマは、授業のふりかえり)を行った。11月に一度お招きいただき、再度の訪問である。この間、生徒さんたちはグループに分かれ、自分たちで考案した授業を小・中学校で実践している。その授業のふりかえりのサポートをしてほしいというご依頼であった。

ふりかえりを深めるためには、自分の中にはない(なかった)視点で実践を見つめる必要があるだろう。また、そのためのメガネになるものの1つに「言葉」があると思う。当日は、まずはそぼくに授業をふりかえってもらった。それらは、決して悪いとか浅いとかいうものではないのだが、さらに深めるための分析の視点として「授業づくりの4つのレベル」の説明をした。短時間でのWSでは「4レベル」が(かず的に)分かりやすいかと思い、「教育内容」「教材」「教授行為」「学習者」という「言葉」があることを説明し、さきほどのそぼくなふりかえりはどこに分類できるか(できないか)、他に思いつくことはあるか、ということをどんどん出してもらった。(余談だが、付箋書き出し形式をとったのだが、人数とグループ数の関係で、A2の紙が適切と思い、ひさしぶりにキンコーズに行った)

生徒さんの授業は、かなり工夫された教材を用いたものだったため、当然ながら「教材」レベルの付箋が多く、また、こちらもそうだろうと思うのだが「教授行為」の付箋も多かった。グループ活動の様子を見て回り「教育内容」「学習者」レベルでふりかえるとはどういうことか、ということを話して回った。説明というよりは、ともに考えるというスタンスだったのだが、どうだっただろうか。

後日いただいた感想では、「4レベル」があるという知識理解にとどまらず、本当にいろんなことを省察できた、という類の記述が多く、ある程度は役に立てたかとほっとしているところ。高校段階からの教員養成教育には、関心と、もやもやと、希望とがある。内容については悩んだが、多少なりとも未来につながるようなWSができたかと思っているところ。どういう進路であれ、今回かかわった生徒さんたちの将来がひかりかがやくものであることを願っている。