いじめや人権について考えるためのマンガ教材をつくるプロジェクト”Changers”(https://wearechangers.jp/index.php)の新作が公開されています。これまで、10作品まではぽぽぽーんと出て、それから少しお時間をいただきました。

今回、2作品が公開となっているのですが、これはバスケットボールBリーグのアルバルク東京(https://www.alvark-tokyo.jp/)とのコラボレーションによる制作となっています。もともと”Changers”では、「いじめゲームを変える”Changers”の輪を広げたい、子どもだけでなく、大人にも…」というコンセプトをもっていました。そうして活動を続ける中で、アルバルク東京の社会貢献活動との思いが合致し、今回のコラボに至りました。

スポーツチームと道徳教材?と不思議に思う方もおられるかもしれませんが、色々な立場にいる人の、色々な思いを教材に反映させていくことが大事だと思っています。制作にあたっては、アルバルク東京のチアリーダーの方々と、子どもたちへの思いや、スポーツにおける課題、個人的な経験などを話し合い、教材案を探っていきました。最終的に、応援というスポーツにかかせない要素を題材とし、人権侵害にあたるような暴言・嘲笑に応援がエスカレートしてしまう問題を描いた「もえあがる応援席」と、SOSの出し方に関する教育の新教材として、一度は勇気を出して相談しようとしたもののタイミングを逸してしまい悩み続ける「相談しなくても大丈夫?」の2作品を形にすることができました。私たちなりに、よい教材、必要な教材、自分たちだからできる教材を考えた結果です。ぜひ、多くの授業で活用いただけたらと思っています。

イラストは、フーカ・コバヤシさん(https://fuuka-kobayashi.com/)に描いていただきました。スポーツのさわやかさと、人物のもやもやした気持ちと、その両面をていねいに描いていただきました。声優のみなさまにも感謝です。

「もえあがる応援席」https://wearechangers.jp/comic/11.php

「相談しなくても大丈夫?」https://wearechangers.jp/comic/12.php

※教育新聞で「もえあがる応援席」を使った授業の様子が紹介されました。
「チアリーダーに学ぶ気持ちのいい応援 小6の道徳で授業」
https://www.kyobun.co.jp/article/2025010604

※アルバルク東京の紹介記事です。
「応援を題材とした道徳教材制作と北砂小での特別授業実施のお知らせ」
https://www.alvark-tokyo.jp/news/detail/sr/cheerleaders/id=19866