産官学のトップランナーとともに教育界の重要テーマについてディスカッションするNPO法人企業教育研究会(ACE)20周年特別企画「日本の教育をアップデートする」、6/17(土)開催のSession 3 のテーマは「いじめ」です。

2013年6月にいじめ防止対策推進法が成立し、10年の歳月が過ぎました。この10年、いじめ防止のための様々な取り組みが進められてきました。制度の面から、日常の教育場面から、教育研究から、様々なアプローチがとられてきました。学校の先生をはじめとした多くの人たちが、いじめ防止のために力を尽くしてきました。「悲しい出来事を二度と繰り返したくない」「一人一人に健やかに毎日を過ごしてもらいたい」ということは、すべての人が願うところであるはずです。

しかし、現在もいじめ問題はなくなりません。たしかに、かつてよりも、いじめの芽が早期に発見されやすくなっているということはあるのかもしれません。それでも、重大事態の報告は跡を絶たず、残念ながら大人の側による法令無視の対応も見受けられるのが現実です。みな「いじめをなくしたい」と思っている。でも、いじめ問題はなくならない。これは一体、なぜなのでしょうか?

いじめ防止のための、たくさんの取り組みがあった。それでも、いじめ問題はなくならない。私たちは、これまでの取り組みの成果をふまえた上で、さらに実効的ないじめ対策のイメージを描いていく必要があるのではないでしょうか。本イベントでは、いじめリスクマネジメント研究に取り組まれる加藤弘通氏(北海道大学)、企業の立場から学校を支えるアプローチの第一人者である谷山大三郎氏(スタンドバイ)、こども家庭庁設立準備室において新たないじめ防止対策の企画・立案を担当されてきた野﨑光寿氏(こども家庭庁)からお話をいただきます。産官学それぞれにおける先端的なお話を集約した上で、いじめ対策をそこからさらにアップデートするにはどうしたらよいのか、参加のみなさまとディスカッションをしていきたいと思っています。「いじめ対策のアップデート」のために、ぜひみなさまの声をお聞かせくだい。

ACE20thイベントは、スタッフで知恵を出し合い企画をしているのですが、今回の「いじめ」企画については私も中心的に関わりました。参加無料です。拡散歓迎。

【無料チケットお申し込みはこちら(Peatix)https://cjk156.peatix.com/view 】
【イベント特設サイト https://ace-npo.org/achievements/20th/】