この夏、敬愛大学阿部ゼミにて、「障害のない社会をつくる」をビジョンに掲げ、就労支援、幼児教室・学習塾などの教育サービスを提供している株式会社LITALICOの皆様のご協力のもと、特別支援のあり方をテーマとした学習会を開催しました。コロナの状況が心配されましたが、感染予防に留意しつつ対面にて実施することができました(2020年にはオンラインでの学習会を実施しておりました:http://abemanabu.net/archives/1567)。特別支援について学ぶことの重要性が叫ばれていても、膨れ上がる教職課程カリキュラムの中ではどうしてもじっくりと学ぶ時間を確保しづらい状況があります。学生からの「学びたい」というニーズも強く、ゼミ内でも何かやりたいと考え、学習会を企画しました。

日程としては2日間、内容としては理念から方法論まで、場所も学内からLITALICOジュニア教室までと、ぎゅうっと濃縮された大変充実したプログラムを実施いただきました。お忙しい中、ご協力くださった社員の皆様には本当に感謝です。

社員の皆様が、学生一人一人と粘り強くかかわってくださったのが印象的でした。「どうしたら?」という問いに孤独に悩むのではなく、ともに悩む……難しいことだからこそ、みんなで考える……将来に悩みや不安を抱える学生らが、自分たちの居場所や学びのあり方といったもののイメージを更新してくれたなら幸い。

本学の広報が2日間の様子を取材してくれました。ぜひご覧ください。
→「発達がゆっくりな子供への指導案作りの方法とは? 民間企業からノウハウを学ぶ」https://www.u-keiai.ac.jp/education-news/20220902/