昨年あたりから、自ら授業をつくり実践するだけでなく、他者の授業づくりをサポートするお仕事に取り組むことが増えてきました。教育実践に関する研究者の方の多くは、後者の営みを主たるお仕事としており、サポートのプロフェッショナルでおられるのかもしれませんが、阿部にとっては新鮮で、模索が続く日々です。新しくつながることになった方々と協働しながら、なんとか、私なりのおもしろいサポートのあり方をうみだしていきたいと思っています。/2017年に上梓した『授業づくりをまなびほぐす』の副題は「ここからはじめるクリエイティブ授業論」でした。この「クリエイティブ」という言葉の意味を改めて考えています。授業の場を真にクリエイティブなものとするために、教師のクリエイティビティをある面では否定するということが必要なのではと考えているところです(説明が必要かと思いますが、それは追々)。それが、サポート上とても大事なのでは、と。将来的なアウトプットは、もしかしたら拙著とは真逆の内容を言うように見えるかもしれません。批判もありそうな話になると思うのですが、過去の授業づくり研究を私なりの仕方で紐解きながら、考えを整理していきます。拙著をとおしてつながってくださった方々と、新しい関係を編み直したい。/写真は、正月に妻の実家におじゃました際に連れて行ってもらった「仙台うみの杜水族館」。津波の被害を受けた地で、海との新たなつながりをつくろうとする試みに感銘をうけました。/2020年も、どうぞよろしくお願いいたします。